急に必要となったマイホーム

今まで生きてきた中で一番大きな買い物は、やはり「家」でした。
いつかは家を買いたいねと夫と話していたのですが、それは突然来てしまったのです。
実は当時住んでいた家を出ていかなくてはならなくなり、私たち家族は途方に暮れてしまいました。 せめてあともう少しこの家に居られないか訊いてみたのですが、その家は築数十年の古さ、老朽化も甚だしく修理するのも勿体ないと言われていた程の家だったのです。大家さんよりこの家に住み続けるのであれば家賃値上げも致し方ない旨伝えられ、主人ともども「もう引っ越すしかない」とハラをくくりました。

しかしくくってはみたものの新しい引っ越し先について見当もつきません。そして何より銀行口座の残高の少なさ!。これでは引っ越し費用は何とか捻出できたとしても、新しいハイツの礼金・敷金が用意できない。ましてや同じ市内に住む夫の実家に居候するわけにもいかない。どうするべきか夫婦で話し合ったところ(無謀にも)家を建てよう!という結論に到ったのです。

幸い、数年前からお付き合いのある不動産屋さんがいました。そこでチラシを見せていただき、今住んでいる家からほど近いところに良い土地を見つけ(話はとんとん拍子に進み)あっという間に家の新築と言うことになったのです。本当に・・・あれよあれよという間のことでした。確かに不安がなかったわけではありません。いえ、言ってしまえば不安ばかりでした。けれどここまで来たからには前に進むしかない。有り難いことに土地、家の新築費用については夫の勤務先より全額借り入れることができました。前述の通り当時我が家の銀行口座にあったのは引っ越し費用のみ、あとは全て借入金による新築です。こんな方法で本当に良いのだろうかと思いながらのスタートではありました。

土地代として800万円を「現金で」業者に支払ったときにもくらくらしました(笑)。なんたって今まで触ったこともないお札の束をデン!とテーブルの上に置くのです。二人揃って手が震えていました。もう、いろんなこと、生まれて初めてのこと、訳わかんないこと目白押しです。そんな中でも、勤務先から借りたあんな大金を本当に返していけるのだろうか・・と心配で夜も眠れない日がありました。 そういう私たちの気持ちを余所に新しい家はどんどん完成に近付いていきます。 不安と嬉しさといろんな気持ちが交錯した数ヶ月間ではありましたが、家族力を合わせて何とか過ごすことができました。

あれから早くも12年が経過。初めてこの家に入ったときの気持ち。新しい畳の匂い。テーブルも椅子も何もかも新しくなった暮らし。戸惑いながらも何やらくすぐったい気持ちでした。おかげさまで借入金返済も滞りなく出来ています。気付けば、まるで高い壁のように感じていた借入金も今では半分以上を返済することが出来ていました。本当に有り難いことです。
住宅ローン返済のために私も働きました。家事との両立は大変でしたが。。。
家計が苦しい時には派遣社員の私でも使えるカードローン(カードローン派遣会社)に助けてもらって、なんとかやりくりしてこれました。

「家の購入」は私ども夫婦にとりまして本当に大きな買い物ではありました。ためらいや不安はありましたが、思い切って飛び込んでみて良かったと思います。あの頃の・・・十数年前の自分たちに、不安で一杯になってた自分たちに「大丈夫だよ!」と声をかけてあげたい気持ちです。

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